| 芸術世界、とりわけ絵画の世界を生きがいとし、この中で生きる者の一人として、私のこの世界に対する愛情は、日々、さらに大きく育まれています。
バリにある、2つの美術館のコレクションを見て、私の絵画に関する関心はさらに高まり、この世界に貢献したいと思うようになりました。それぞれの美術館の理念や個性は、彼らの独自の設置方法や、他に類を見ない所蔵作品に、真に反映されています。
幸運にも私は芸術世界で経験を積み、上記2つのコレクションに負けるとも劣らない作品を蒐集する機会を得ました。
私は1980年より真剣に絵画の蒐集を始めました。それらの作品は、アーティストの感性が深く表現されたもの、私を感動させ、スピリチュアルなつながりを感じた作品ばかりです。
コレクションはバリのアーティストだけでなく、アファンディ、スジョノ、
ヘンドラ・グナワン、スリハディ・ソエダルソノ、アバス・アリバシアー、その他のインドネシアの他の地域のアーティストの作品も含まれます。
また、ルドルフ・ボネ、アリー・スミット、ル・メイヨール・デ・メルプレス、ウィリアム・ホフカー、アントニオ・ブランコ、セオ・メイヤー、ドナルド・フレンド、ハンス・スネルなどのバリの自然な美しさや文化に触発されたアーティストの作品もございます。
私はウォルター・シュピースとラデン・サレーの作品から強い感銘を受けてきました。彼らの作品は特別展示室でご覧になれます。
美術館はアグン・ライ・ミュージアム・オブ・アート(ARMA)と名づけられ、蒐集したコレクションは全てここにございます。
ミュージアムは、その存続を維持するためARMA基金によって運営されています。ARMA基金の目指すゴールの一つがバリ、そしてインドネシア全土の芸術を保存し、広めてゆくことです。
実際のところ、我々が成し遂げようとしていることは始まったばかりです。何よりも、私はARMAの設立が、バリの芸術の中心地であるウブド、ギャニャール地方の芸術の殿堂として、この世界に貢献できればと、強く望んでおります。
最後になりましたが、この場を借りて、ARMA基金の設立者、運営者を代表して、政府、アーティストの皆さん、ミュージアム設立にご協力下さった方々に御礼申し上げます。そして、最高神イダ・サン・ヒャン・ウィディ・ワサのご加護に。今日あるものは、全て神のお恵みによってもたらされたのですから。
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